日本でほぼ毎日起きている!?電車による人身事故の実態とは

日本の電車事故、皆さんはどのくらい起きているかご存じでしょうか。

電車を利用したことがある人なら一度は人身事故での遅れに遭遇したことがあるくらい事故は多く感じます。

令和4年に起きた事故件数をみてみると、

令和4年の人身障害事故は,320件で前年比20.3%増,死者数は175人で前年比6.1%増であった(第1-30表)。このうちホームから転落して又はホーム上で列車と接触して死傷する事故(ホーム事故)は,増加したものの,平成30年以降減少傾向にある(第1-47図)。https://www8.cao.go.jp/koutu/taisaku/r05kou_haku/zenbun/genkyo/h1/h1b2s1.html#:~:text=%E4%BB%A4%E5%92%8C%EF%BC%94%E5%B9%B4%E3%81%AE,%E7%AC%AC1-47%E5%9B%B3%EF%BC%89%E3%80%82

一年を通して320件発生していたことがわかりました。

こうしてみると多いように見えますが事故件数は年々減少傾向にあります。

このうちホームでの接触事故は107件、うち泥酔によるものが半数あることが分かっています。

また踏切で発生する衝突事故もあります。

こちらも令和4年のデータになりますが全体で190件、内訳としては歩行者が91件と最多、自動車が71件と続いています。

踏切での問題として遮断機が下りているにも関わらず下をくぐり横断するなどの出来事も起きており、通行者によるマナーレベルでのトラブルも見受けられます。

また近年では意図的に電車に飛び込む事故も散見されるようになりました。

個人によって電車を停めてしまうことで利用者までも影響が及びます。

電車事故はそうした社会問題も抱えたものであるという認識を持っておくことが大切な気がします。

電車事故を減らしていくために

では電車事故を減らしていくためにはどのようなことをしたらいいのでしょうか。

最近ではホームドアを設置するなどして接触事故を減らす試みが行われています。

踏切においても警報が鳴っていたら焦って渡ろうとしない、くぐろうとしている人を見かけたら注意するなど私たちでも出来そうな行動を心掛ける事が全体の事故件数を減らしていくために必要であると感じます。

また電車に飛び込みをするなどに対しては、社会として将来への不安があったりトラブルを抱える人に焦点を当てたカウンセリング施設を提供するなどして対応していく事が大切だと思います。

一人一人が日頃利用する電車の事故について知ることで関心を深めていけたら事故の抑止に繋がるのではないでしょうか。

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