毎年日本国内のどこかで事件は発生しているが、実際年間どのくらいの犯罪件数があるのか知っていますか。
令和5年における刑法犯の認知件数は70万3,351件、検挙件数は26万9,550件
警視庁によると去年認知された犯罪件数は約70万ほど、数字を見れば多く見えますが平成14年の約250万件あったときに比べて減少傾向にあります。
では内訳はどのようになっているのか。ある年度における犯罪内容の割合が以下の通りです。
刑法犯の認知件数では,窃盗が51.6%と最も高く,次いで,自動車運転過失致死傷等
(31.4%),器物損壊,横領(遺失物等横領を含む。),詐欺の順であった。検挙人員では,自
動車運転過失致死傷等が69.4%を占めている。
犯罪全体の中で最も多かったのが窃盗で、次点で自動車過失事件、器物損壊となりました。
現在日本では高齢化が進んでおり、高齢者の貧困が問題視されています。先ほどのデータを見てわかる通り窃盗がもっとも多いのですが、そのうち高齢者による万引きが4割程占めていると言われています。
こうしてみると犯罪が起きる社会問題の背景が見えてきます。現在日本における物価高や年金問題、少子高齢化などの影響が犯罪においても現れてきていると言えるでしょう。
犯罪が多い県はどこ?なぜ多いの?
では犯罪が多い県はどこになるのでしょうか。
警察庁が2024年に発表した犯罪統計などによると、2023年1月~12月の刑法犯全体の認知件数がもっとも多かったのは東京都です。続いて2位が大阪府、3位が埼玉県という結果となっています。こちらはいずれも昨年同様の順位です。https://www.alsok.co.jp/person/recommend/dangerous-ranking2024/
アルソックが出しているデータによると、2023年もっとも犯罪件数が多かったのは2022年に続いて東京都となりました。
単純に人口が多いという事で母数が大きくなっているためでもあると思います。
地域別でみても関東や関西は犯罪件数が大きい傾向にあり、人口密集地域での課題も見えてきそうです。
今後犯罪を減らしていくために
では今後さらに犯罪数を減らすにはどのようにしたらよいのか、その答えの一つに地域コミュニティがあると思っています。
地域の人との日頃のつながりを形成しておくことで、仮に近所で犯罪が起きた時に連携した対応をとることが可能です。また事前につながりがあれば犯罪抑制にも繋がると考えています。
一人暮らしの方であるほど地域の方との関りは少なくなっていくものですが、ごみ捨てや外を歩いている時の挨拶などでコミュニティを形成していく事も大切な気がします。
そうした個人での積み重ねが行われることで全体の犯罪件数は少なくなっていくのではないでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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