火災の原因って何が多いの?日頃から行える対策を考える

安全・生活

毎年発生する火災:その原因は?

毎年全国で発生している火災ですが、その出火原因は様々です。

総務省消防庁によるとコンロや電気機器などの家電やたばこが上位となっています。

総務省消防庁の「令和2年(1月~12月)における火災の状況(確定値)」によると、建物火災の出火原因は、「こんろ(14.1%)」「たばこ(9.6%)」「電気機器(6.3%)」が多くなっています(放火を除く)。 そして、「配線器具(5.5%)」「ストーブ(5.4%)」が続きます。火災とは?特徴や豆知識と備え | 災害対策|知る・楽しむ

火の元の原因となるものやコンセントなどの電気設備からの出火が多く見受けられます。

では火災を減らしていくために私たちはどのようなことを日頃から意識していけばよいのでしょうか。

日頃から行う火災対策

外出前に火の元のチェックを行う

外出の際にはコンロの元栓がしまっているか、こたつや電気機器などはオフになっているかなどのこまめな確認が火災の予防繋がります。

特にお年寄りやお子さんがご家族がいる場合、本人による確認が不十分になりやすいためより一層の確認作業が必要であるでしょう。

家族で生活されている方は日頃から家族間で火の元のチェックを呼びかけ、もしもの時のために対応方法を共有しておくことが大切です。

また学生や社会人などの一人暮らしの方は自身で火の元の確認が必要な分、気を配る回数が多くなりがちです。

一人暮らしの方は二度チェックを行うなどし、確実に火の元が消えているかの確認をすると良いでしょう。

火の側から離れない

料理の時コンロを使用しますが、その際には火の元から目を離さないようにしましょう。

ちょっとした用事で火を付けたまま外出し火災が発生した過去事例も存在します。

また暖房器具やエアコンなども外出の際には切っておくと安心して出かけれます。

火は人間生活において必須であり便利なものですが一瞬ですべてを奪う恐ろしいものでもあります。

そうしたリスクを理解しつつ上手に利用していく事が現代において大切な気がします。

地域コミュニティを築いていく

また火災の早期発見には地域の方とのコミュニティも大事になってくるでしょう。

もし火災が発生したときに地域コミュニティが形成されていない場合、発見が遅れ被害を拡大してしまう可能性があります。

日頃からご近所の方と挨拶をしておくことで顔を覚える事ができ、もし何かあったときには相互での助け合いが可能になります。

ご近所関係が薄くなってきている現代において今一度一人一人が防災意識のためにコミュニティを形成していく努力が必要に感じます。

こまめな掃除を心掛ける

火災原因の一つにホコリがコンセントなどの電気設備や電気機器に入ることで発生する事例も過去にはありました。

そのため火災対策としてこまめに部屋の掃除を行うことも有効と言えるでしょう。

その際にはコンセント周りや家具の裏といったホコリが溜まりやすい部分、また電気機器の定期的なメンテナンスを行いましょう。

部屋がきれいになれば気持ちもいいものですし、一石二鳥と言えると思います。

火災報知器や消火器の使い方を理解しておく

もし火災が発生した場合に火災報知器を設置しておくことで危険にいち早く気づくことができます。

火災報知器は設置してあっても年数が経っている事が多いので、定期的な点検を行い動作するか確認しておきましょう。

また消火器の使い方を理解しておくといいでしょう。

まず使用する際には安全ピンを外し、ホースを火の元に向けて噴射します。

消火器は重くレバーを引くときにも力がいるため、なるべく男性が使用するといいでしょう。

この場合にも実際に火災が起きたことを想定して手順などを確認しておく必要があります。

火災が発生してしまったら:迷わずに119番通報

万が一火災が発生した場合には焦らずに避難を行い、消防への通報を行いましょう。

大事に至らないと思い通報を躊躇う方もいるかと思いますが、命には代えられませんので迷わずに連絡をしてください。

その際には火災が起きた場所、状況を説明できるように落ち着くことが大切です。

まずは火災を起こさないための日常での確認作業、万が一火災になり得る事象が起きた場合には焦らずに消防に通報、近所の方への非難の呼びかけなど、被害者を最小限に抑える試みを行っていきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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