竜巻が発生!その時取るべき行動とは?屋内・屋外で考える

災害

近年増えている竜巻被害

皆さんは日頃竜巻が起きた時における対策など考えたことがあるでしょうか。

地震や台風と言った日本において定期的に発生する災害に比べ、竜巻はあまり身近に感じる事が難しい災害の一つです。

しかし、近年竜巻による被害がテレビなどで報道される機会が増え一つの災害であると認識されてきています。

政府のホームページによると年間の竜巻発生件数は20件程度と言われています。

規模などは様々ですが私たちが住んでいる地域でもいつ発生してもおかしくないのが竜巻です。

竜巻はどういった時期や気象のときに発生する?

竜巻が発生しやすいと言われている時期は9月、10月です。

理由としては秋が乱気雲が発生しやすい時期だからです。竜巻は乱気雲に伴う激しい上昇気流によって生成されます。

また乱気雲が近づくにつれ、周囲が暗くなったり、ひょうが降ったり、冷たい風が吹き出すことがあります。

以上の異常を感じたら速やかに安全な場所に避難する癖をつけておくことで竜巻による被害を減らすことに繋がります。

屋外にいるときに乱気雲が近づいてきたら

近くに建物がある場合

屋外にいる時に竜巻の発生源となる乱気雲が近づいてきたら、近くの頑丈な建物(RC造やコンクリ)などに避難をしてください。

よく車の中なら安全かと思われがちですが、竜巻の威力はすさまじく車ごと吹き飛ばされる可能性もあるため危険と言えます。

その他プレハブ小屋や車庫と言った一見竜巻から身を守ってくれそうな建物も建物ごと飛ばされる危険性があるためやめた方がいいでしょう。

まず第一に付近に頑丈な建物があるか確認しましょう。

近くに建物が無い場合

もし付近に建物が無い場合、側溝やくぼ地などの凹んだ場所に身をかがめて頭を守る体勢でやり過ごすとよいでしょう。

その際には頭や首などへの被害を減らすために両腕で覆ったり、バックやヘルメットがあればそれらを活用することも大切です。

もちろんこれは最終手段ですからなるべく建物内に避難するように意識しておきましょう。

乗用車での移動中

乗用車での移動中に辺りの天候が悪くなったり、竜巻が確認できた場合には直ちに停車をし頑丈な建物へと避難するといいでしょう。

先ほど言ったように乗用車は竜巻で吹き飛ばされる危険性があるため避難先としては正しくありません。

また運転中に強風に巻き込まれると横転や事故につながりかねないのでまずは落ち着いて安全なエリアに停車することが大切です。

屋内にいる時に乱気雲が近づいてきたら

二階よりも一階が安全

屋内にいる時に乱気雲が近づいてきた場合、二階建てだった場合は一階にまず避難しましょう。

建物が飛ばされるとき、ニュースなどで観たことがある人もいるかもしれませんが高い部分が吹き飛ばされる事が多いです。ですのでなるべく2階にはいないようにしましょう。

窓際には近づかない

次に窓際に近づくのはやめましょう。これは竜巻により窓ガラスが飛散する可能性があるためです。

ガラス飛散を防ぐために時間があればカーテンやシャッターを閉めておくことでガラス飛散によるけがの防止に繋がります。

また竜巻によってモノが散乱する危険性もあるため、モノが飛んできそうな棚や食器の側は避けるべきでしょう。

建物の中心へ避難する

建物の中心は窓から離れた場所になるため比較的安全とされています。

クローゼットやトイレ、お風呂場や押し入れなどは窓がないもしくは窓が小さいため被害が抑えられます。

また飛んでくるものがあまりない場所でもあります。

体を小さくし頭を守る

地震の時と同じように机の下などに体を小さくし身をひそめることは有効と言えます。

その際には地震の時と同じように頭や首の部分を守るように覆いましょう。

また布団などクッション性のあるもので体を覆うことで飛来物からの被害を減らすことができます。

竜巻被害:普段からできることは?

気象庁が発表する情報を確認する

まず外の天気がいつもとおかしい(暗くなる、ひょうが降る、雷がなる)などの異常が確認されたら気象情報をチェックする癖をつけましょう。

気象庁が自身の住んでいる地域の警報・注意報【竜巻注意情報など】を随時提供しているためそこから現在の気象状況を把握することができます。

竜巻注意情報などが発表されている間は竜巻が発生する恐れがあるため、不要不急の外出は避けて家にいるなど柔軟な対応が求められます。

飛散防止フィルムなどを活用する

また建物内に避難していても家具が飛んできたり窓ガラスが飛散する可能性があります。

そのため家具の固定や窓ガラス飛散フィルムを活用し被害を最小限に抑える工夫をすることも有効と言えます。

フィルムは上から貼るだけで対策ができるため手軽に行えますし、地震や泥棒の侵入を防ぐ役割もあるため防犯や災害対策にも使えます。

家族や友人とコミュニケーションを取っておく

また先ほど取り上げた屋内、屋外にいる時の避難方法についてご家族や友人と確認しておくことでいざ竜巻注意報が出た時に適切な対応を速やかにとることが出来ます。

竜巻などの自然被害は避けることができない災害ですが、私たち一人一人が意識し情報を集め普段から対策をしておくことで被害を減らせます。

日本は自然災害が多い国でもあり長らくそれとうまく付き合ってきました。

科学の発達によって防げる被害も増えましたが私たち個人の意識によってさらに被害を減らせるようになります。

日頃から将来起こり得る災害と向き合う努力をしていきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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